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尾道造船の特徴や強みとは?
キーワードやデータから紹介します!
尾道造船は1943年に創業し、広島県尾道市を拠点として、80年以上にわたって新造船建造と船舶修繕を通じ世界の海運を支えてきました。
その背景には「お客さまの立場に立った船づくりを追求し、お客さまの喜びを実現する」「お客さまの要求に対応すべく、技術と品質の向上に努める」という経営理念のもと、時代が求める価値を追求し、創造力と技術力を磨き続けてきた歴史があります。
今後、脱炭素社会の実現など造船に求められるものが変化する中、私たちはこれからもお客さまとともに進み続けてまいります。
私たちが常に目指すのは、「尾道造船製」と聞けば誰もが安心して永く使い続けていただける船をつくり、その船が世界の海上輸送を支えていくことです。
そのために社員一人ひとりが、真摯にものづくりに向き合い、技術や経験を積み重ね、質の高い船舶を提供し続けてきました。
タンカー、バルクキャリア、RO-RO船、フェリーなど、多種多様な船舶の建造を通じ、私たちの確かな技術と品質は、「ONOZOブランド」として世界中の船主さまから高く評価されています。
尾道造船の前身である「濱根商店」が海運業を営んでいた当時、国内では空前の造船ブームが起きており、多くの造船所が新造船の建造に力を入れていました。しかし、その一方で、修繕を行う造船所は不足していました。こうした状況を受け、創業者・濱根岸太郎は、修繕を中心とした造船所を自ら立ち上げたのです。
こうした背景のもと、尾道造船は創業以来、新造船建造と船舶修繕の2つを事業の柱としてきました。
尾道工場の修繕用ドック2基を運用し、フェリーやRO-RO船を中心とした修繕工事や、大規模な改造工事も手掛け、お客さまの要望に応えています。
また修繕工事で培われた技術力は新造船にも活きています。
尾道造船が最も得意とするのがMR(ミディアムレンジ)型タンカーといわれる4万トンから5万3,000トンクラスのタンカーです。
尾道造船では、このクラスのタンカーを100隻以上も建造しており、世界トップクラスの建造実績を誇ります。
プロダクト船としては世界でもまれにみるベストセラーとして注目され、まさに「ONOZOブランド」を代表する製品です。
こうした実績がお客さまの信頼につながり、さらなる高品質・高付加価値な船舶の設計・建造につながっていきます。
船の種類や大きさにもよりますが、建造期間はおおよそ6~8カ月、長いものでは1年半以上かかる場合もあります。
積荷や航路などお客さまのニーズに応じカスタマイズしているためすべての船がオーダーメイドです。
お客さまへの営業活動、受注、詳細な設計の後、地上工程・船台工程と呼ばれる船づくりの工程、進水・引き渡しまで、さまざまな役割の社員が関わり、みんなで船をカタチにしていきます。
ハイライトともいえる進水式では、ダイナミックな光景が広がり、これぞ造船といえるロマンを感じられます。
世界最大級のものづくりともいわれる船づくりですが、それは「海の上に動く街」をつくるかのようなスケールの大きな仕事です。
船はひとたび出航すれば海の上で生活も仕事もすべて賄う必要があるため、エンジン、発電機、ボイラーといった大型機械から航海に欠かせないレーダーやアンテナ、生活するうえで必要な水や電気、家具や家電に至るまですべてを備えています。
世界的な脱炭素社会への取り組みは、造船業界にとっても大きなテーマです。
尾道造船は、エンジンメーカー、燃料供給装置メーカーなどと協働し、ゼロエミッション燃料である水素を燃料とする水素燃料船の開発プロジェクトに参画しています。
CO₂が発生しない 船舶の開発は、海運における脱炭素化に大きく貢献するもので、全社を挙げて取り組んでいます。
また、水素を利用するためには重油船や天然ガス船とは異なる特殊な仕様や安全対策などが求められ、多くの知見やノウハウを得ることも大きなメリットですし、何より時代を変えるプロジェクトに全社員が奮い立っています。